2018年07月09日
防災意識が高い今こそ。
皆様、お疲れ様です。
ショールーム智子の相方です。
恐ろしい避難勧告もようやく解除され、やれやれと。 ただ痛々しい爪跡はあちこちで見受けられます。
全国的には死亡者もみえ、改めて防災意識を高める必要性を感じました。
いろいろな防災グッズはございますが、ストーブ屋の防災グッズをちょっとした原理と共にお伝えします。
防災ストーブとして今一番オススメできるのは、

ロケットストーブの『わんこ』。
まったく犬になんか見えない…。
どうもルックスではなく、親しみやすく、可愛がりのある…そんな複数の言葉をこのわんこという言葉に託した様である。
さて、防災グッズに求められるのは、
①持ち運びやすさ(共に逃げる)
②操作が容易(老若男女問わず)
③余計なものがいらない(キューピーハーフか)
これ大事です。

写真の通り、部品は全てアタッシュケースに収まります。 アタッシュケースのサイズは『46cm×33cm×15cm』。
それだけじゃなく、焚き付け材・手袋・ガスバーナーも付属しております。 これで一式なのは非常にありがたい。
片付けも楽チン、逃げるも楽チン。
これで①と③がクリアできるのはご理解いただけたと思う。
②についてはどうだろうか。
ストーブの組立所要時間は1~2分。 5分かける方が逆に難しいくらいである。 あの智子でさえも組み立てられる。
取説もしっかり付いているのでご安心下さい。 記載されている写真の通りに組み立てるだけ。 あの智子でさえも組み立てられる。
では着火方法を見てみよう。

お尻の斜めった部分に今回は使用済み割り箸をセット! (亀ちゃん いつも提供ありがとね!)
細目の枝でもOKです。 お尻が塞がる様なサイズだけはご勘弁くだされ。空気の供給が閉ざされるからである。

ほら、すぐ着いた。
豪快なファイヤーを確認したら、開口部をヤカンなどで塞ぎます。
何故塞ぐのか? それは気流を1本化する為です。
空気の流れ方向が1つになり、煙突部を温めることで上昇気流が発生させることができます。
上昇気流が増せば増す程に不燃性ガスの燃焼を促し、ロケットストーブ特有のゴーッ音が鳴る。

ここまでこればヤカンを取り除いても、煙突効果で炎は煙突に引き込まれて横向きとなる。
実際には1本化された気流によって流れているガスに引火している証拠である。

気付いた方もみえると思うが、煙突先端には十字の五徳がセットされている。(もちろんこれも付属品)
つまり、このわんこストーブには調理する部分(熱源)が煙突先と下の2ヶ所存在するという優れモノなのである。
煙突先端部は炎が飛び出す程の強火、下の部分は弱~中火って感じです。
私はヤカンは下にセットし、フライパンは煙突のスタイルが定番。
だってお湯はホントすぐに沸いてしまうから。 蓋が飛ぶんじゃないかと思うくらい沸騰しますよ。
さぁ、超強火+フライパンと言ったら、皆様おわかりですか?

油ひき~の
卵をとき~の

かき混ぜ~の
嫁ぎーの。 ではなく、チャーハン。 やはりチャーハンは強火が美味しさのコツですね!
チャーハンを一旦皿によけて、そのフライパンで、

腸詰めした肉棒をボイル。
ウィンナーとフランクの違いってご存知?
細かく言えば、使う腸が羊か豚かの違いの様だが、今現在は太さが20mm未満か以上なのかで区分けされる様子。
(因みに僕の太さは最低レベルですので、いわばポークピッツでしょうか・・・。)
おっ! 中火にかけてたヤカンも沸騰してグッドタイミング。

智子さんの粋な計らいで漬物とコロッケが提供され、
完璧な富士ストーブ定食が完成!! んーっ‼ 星三ッつですっ! なんと所要時間10分ですよ!
おっと、これだけではただの料理番組になってしまう。
気になったポイントをおさらいしよう。
「何故、煙突側の火力が強いのか」
それには割り箸や薪がロケットストーブ内でどのように燃焼しているかを知る必要がある。
お尻に供給された燃料は、熱源と熱源によって過熱された燃焼室により、木炭ガスを発生させる。
その発生した高温の木炭ガスが炉内である一定の酸素と混合することによって、分解燃焼が開始する。
この段階での燃焼を一次燃焼という。
発生した木炭ガス全てが燃焼することは無理である。 燃焼には酸素と熱と燃料の絶妙なバランスが重要。
酸素が足らなかったり、熱が足りなかったりして燃えることが出来なかった燃焼ガスはそのまま煙突に流れてまう。
しかしロケットストーブの場合、垂直の煙突内部でトルネード現象が発生し、ここで未燃焼ガスと酸素が再混合されることで再度燃焼(二次燃焼)が発生する。 その為、ロケットストーブ業界では煙突の事をヒートライザーとカッコよく呼ばれる。
つまり、下の調理部では一次燃焼で得られた熱しか得る事ができないが、煙突先端部では一次燃焼+二次燃焼のスーパーで・ミラクルな熱を得る事ができる為、両者に熱量の差が生まれるのである。 また、それによって不燃性ガスの量は減少するので、「ロケットストーブは白煙が少ない」と言われるのである。
ロケットストーブは実に奥が深くも優秀なアイテムであります。
ご興味のある方はぜひショールームへお越しくださいませ。
ショールーム智子の相方です。
恐ろしい避難勧告もようやく解除され、やれやれと。 ただ痛々しい爪跡はあちこちで見受けられます。
全国的には死亡者もみえ、改めて防災意識を高める必要性を感じました。
いろいろな防災グッズはございますが、ストーブ屋の防災グッズをちょっとした原理と共にお伝えします。
防災ストーブとして今一番オススメできるのは、

ロケットストーブの『わんこ』。
まったく犬になんか見えない…。
どうもルックスではなく、親しみやすく、可愛がりのある…そんな複数の言葉をこのわんこという言葉に託した様である。
さて、防災グッズに求められるのは、
①持ち運びやすさ(共に逃げる)
②操作が容易(老若男女問わず)
③余計なものがいらない(キューピーハーフか)
これ大事です。
写真の通り、部品は全てアタッシュケースに収まります。 アタッシュケースのサイズは『46cm×33cm×15cm』。
それだけじゃなく、焚き付け材・手袋・ガスバーナーも付属しております。 これで一式なのは非常にありがたい。
片付けも楽チン、逃げるも楽チン。
これで①と③がクリアできるのはご理解いただけたと思う。
②についてはどうだろうか。
ストーブの組立所要時間は1~2分。 5分かける方が逆に難しいくらいである。 あの智子でさえも組み立てられる。
取説もしっかり付いているのでご安心下さい。 記載されている写真の通りに組み立てるだけ。 あの智子でさえも組み立てられる。
では着火方法を見てみよう。
お尻の斜めった部分に今回は使用済み割り箸をセット! (亀ちゃん いつも提供ありがとね!)
細目の枝でもOKです。 お尻が塞がる様なサイズだけはご勘弁くだされ。空気の供給が閉ざされるからである。
ほら、すぐ着いた。
豪快なファイヤーを確認したら、開口部をヤカンなどで塞ぎます。
何故塞ぐのか? それは気流を1本化する為です。
空気の流れ方向が1つになり、煙突部を温めることで上昇気流が発生させることができます。
上昇気流が増せば増す程に不燃性ガスの燃焼を促し、ロケットストーブ特有のゴーッ音が鳴る。
ここまでこればヤカンを取り除いても、煙突効果で炎は煙突に引き込まれて横向きとなる。
実際には1本化された気流によって流れているガスに引火している証拠である。
気付いた方もみえると思うが、煙突先端には十字の五徳がセットされている。(もちろんこれも付属品)
つまり、このわんこストーブには調理する部分(熱源)が煙突先と下の2ヶ所存在するという優れモノなのである。
煙突先端部は炎が飛び出す程の強火、下の部分は弱~中火って感じです。
私はヤカンは下にセットし、フライパンは煙突のスタイルが定番。
だってお湯はホントすぐに沸いてしまうから。 蓋が飛ぶんじゃないかと思うくらい沸騰しますよ。
さぁ、超強火+フライパンと言ったら、皆様おわかりですか?
油ひき~の
卵をとき~の
かき混ぜ~の
嫁ぎーの。 ではなく、チャーハン。 やはりチャーハンは強火が美味しさのコツですね!
チャーハンを一旦皿によけて、そのフライパンで、
腸詰めした肉棒をボイル。
ウィンナーとフランクの違いってご存知?
細かく言えば、使う腸が羊か豚かの違いの様だが、今現在は太さが20mm未満か以上なのかで区分けされる様子。
(因みに僕の太さは最低レベルですので、いわばポークピッツでしょうか・・・。)
おっ! 中火にかけてたヤカンも沸騰してグッドタイミング。
智子さんの粋な計らいで漬物とコロッケが提供され、
完璧な富士ストーブ定食が完成!! んーっ‼ 星三ッつですっ! なんと所要時間10分ですよ!
おっと、これだけではただの料理番組になってしまう。
気になったポイントをおさらいしよう。
「何故、煙突側の火力が強いのか」
それには割り箸や薪がロケットストーブ内でどのように燃焼しているかを知る必要がある。
お尻に供給された燃料は、熱源と熱源によって過熱された燃焼室により、木炭ガスを発生させる。
その発生した高温の木炭ガスが炉内である一定の酸素と混合することによって、分解燃焼が開始する。
この段階での燃焼を一次燃焼という。
発生した木炭ガス全てが燃焼することは無理である。 燃焼には酸素と熱と燃料の絶妙なバランスが重要。
酸素が足らなかったり、熱が足りなかったりして燃えることが出来なかった燃焼ガスはそのまま煙突に流れてまう。
しかしロケットストーブの場合、垂直の煙突内部でトルネード現象が発生し、ここで未燃焼ガスと酸素が再混合されることで再度燃焼(二次燃焼)が発生する。 その為、ロケットストーブ業界では煙突の事をヒートライザーとカッコよく呼ばれる。
つまり、下の調理部では一次燃焼で得られた熱しか得る事ができないが、煙突先端部では一次燃焼+二次燃焼のスーパーで・ミラクルな熱を得る事ができる為、両者に熱量の差が生まれるのである。 また、それによって不燃性ガスの量は減少するので、「ロケットストーブは白煙が少ない」と言われるのである。
ロケットストーブは実に奥が深くも優秀なアイテムであります。
ご興味のある方はぜひショールームへお越しくださいませ。
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Posted by 富士ストーブ at 00:01│Comments(0)